ルイーズ・ブルジョワ展に行ってきました。

久しぶりにポンピドーセンターへ。ルイーズ・ブルジョワ展が来週の月曜で終わってしまう、今夜が最後のノクチューンで夜遅くまで開いているよ、と友達が誘ってくれたので。
妻妾同居という特異な養育環境がトラウマになって…、とよく言われるLBですが、どの作品にも見られる身体性、人間性への信頼、そこはかとないユーモア、などなどとてもポジティブなものを感じました。「女ってこうだよね」「人間ってこういうところがあるよね」「ああ、ニューヨークらしいなあ」という感じを、それぞれの作品から受けるのです。それを言葉でどういうこと?ときかれると困ってしまうのですが。
ところでノクチューン最終日のせいか、私たちが会場を出た8時ごろには、ギャラリーの前でも1階の切符売り場でも長蛇の列。タイミングで待ち時間はとても変わるようです。しかし、最上階の半分も使っていない展覧会で、結構丁寧に見ても1時間もかからない規模でしたが、それで12ユーロはちょっと高いと感じました。作品の配置もポンピドーセンターならもっとゆったりとってほしかった。やはり数年前にセンターの予算が半減してからの悪い評判を裏付けられたようでちょっと残念でした。
展覧会自体はものすごくいい頭のマッサージだったので、また面白いものを探しに行くつもりです。