2008-01-01から1年間の記事一覧

胸がふたがれる思いです

せっかくのクリスマスシーズン、この週末、パリは天気も良いし、休暇でパリに戻った友達に会えたり、年賀状を書いたり、楽しく過ごしていたのですが、このガザ空爆のニュースで胸がふたがれる思いです。あわててサイトでガザ関連のニュースを見たら、今年の…

ノエルのおよばれ

フランスではクリスマスから元旦までをSaison des fêtesお祝いの季節、と呼び習わします。皆がみんなキリスト教徒ではないし、ヨーロッパでもっともユダヤ人もイスラム教徒も多い国ですから、「メリークリスマス」とは言い合わず、Bonnes fêtes!良いお祝いを…

ノートルダムのミサに行ってきました。

真夜中をはさむようにして行われるミサは、11時始まり。でもバチカンに次ぐ大聖堂ですから、その人でもすごいもの。9時過ぎくらいまでには行かないと、席には座れない感じでした。早くから来る人のために、クリスマスの由来などの厳かなビデオ上映がありま…

パリのサーカス

急に都合が悪くなったお友達のピンチヒッターで、お子さん方をパリの常設サーカス劇場Cirque d'Hiverシルク・ディヴェールへ連れて行く役をおおせつかり、はからずもとても素敵なスペクタクルを見せてもらいました。 トラや馬の出てくる伝統的な出し物に混じ…

世界一美しいアベニュー、シャンゼリゼで

世界中で大不況の中、シャンゼリゼのイルミネーションを見に行ってきました。 凱旋門からコンコルドまで、今年のブルーがかったライトで照らされています。 これは通りのだいたい半ばあたりから凱旋門を見る角度こちらはコンコルド広場を望む角度です。 やは…

準備が楽しいノエル

ツリーだけではちょっと寂しいので、他にもノエルの飾りつけをしよう!と、去年のマリー・クレール・イデーなどを見て、アイデアを出すのは私。 実行はアンドレ。 モミの木を一枝だけ買ってきて、ツリーモチーフのドア飾りを作りました。 クレッシュと言うキ…

『ピカソと名匠たち』展に行ってきました

話題の大展覧会、『ピカソと名匠たち』展に連れて行ってもらいました。 青年時代の自画像から始まるピカソの代表作とピカソに影響を与えた巨匠の作品を併置した、本当に、パリでしかなしえないような大展覧会でした。エル・グレコ、レンブラント、クラナッハ…

ジュリー・アンドリュースを見て、ケイト・ブランシェットを思い出してしまいました。

ビクター/ビクトリア [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2007/06/08メディア: DVDこの商品を含むブログ (3件) を見る寒いんです、今年のパリは。そして、冬至までもうすぐ、と言うこの時期、昼間が無いんじゃないかと思うほど、日が短…

ケ・ブランリーに行って来ました

「民芸の精神:民衆の工芸からデザインまで」という企画展が気になって、新しい博物館ケ・ブランリーへ行ってきました。 ケ・ブランリーは、その博物館としてのタイトルを「là où dialoguent les cultures:(複数の)文化が語り合うところ」とするところで、…

クリスマスの準備

さて、12月の第1週末。そろそろクリスマスの準備に心せかされます。 今年は、クリスマスも大晦日もパリで過ごす予定。去年は新居に引っ越したばっかりだったのに、年末年始は日本へ行っていたので、モミの木も立てずじまいでしたが、今年はしっかり飾り付…

『行け、オバマ』

近所の道で見た、家の戸口に貼ってあったポスターです。『行け、オバマ 天は自ら助けるものを助く』と書いてあります。よく見ると、雑誌から切り抜いたようです。

アートにおける日本ブームは一過性のものではなく

土方巽の『病める舞姫』を仏語訳し、そのテクストを使いながら、コンテンポラリー・ダンスのコレオグラファー、ボリス・シャルマッツが創作し、踊る作品。歌手・女優であるジャンヌ・バリバールとの共演で、フランス人が白塗りして、土方で、「大丈夫かな?…

Salon du Patrimoine

ルーヴルの展示会場で、文化遺産がテーマの展示会があったので見に行ってきました。 絵画の修復家や伝統的な職人技を今に伝えるアトリエなど、普段会えない多くのメチエが紹介されていて、とても面白かったです。 一つ目は、カーテンを作ったり、いすの布の…

ヨーロッパ人の名前

JMMのメールニュースを読み続けて、もう何年にもなります。 毎週金曜日にお書きになる春 具さんの『オランダ・ハーグより』と言うのが一番の楽しみ。アメリカにもヨーロッパにも長く、グローバルに活躍されている方ならではの、しかも素敵な趣味とユーモアさ…

オバマ大統領当選への各国の反応

昨日から、各国の様子がいろいろと報道されています。こういう全世界的なイベントのときには、いろんなサイトを見比べてしまいますね。今日のパリで、新聞系のサイト、リベラシオンと、ル・モンドは、割と当たり障りの無い、あまり深みも無い感じがしました…

未来のレ・アール

親戚が新婚旅行でパリに来る、と言うのでユースフル情報をいろいろ探しています。 レ・アール近辺をフランス版グーグルで見ていたら、こんなビデオを見つけました。 パリ市長ドラノエ氏は、老朽化し、商業的にもいまひとつ振るわないレ・アールを全面的に立…

メトロの乗車位置

今日日本から来た方とメトロをホームで待っていたとき、「パリのホームには乗車位置、って書いてないんですね〜」とご指摘を受けました。そこの駅では、転落防止か、デザインか、ホームの縁と点字タイルの間にブルーの照明が埋め込んでありました。「そうです…

携帯から投稿

冬時間で普通におきても1時間の早起き、朝から自転車でシャンゼリゼの近くまでいろいろお使いに行く途中、運河沿いで写真家のフィリップ・サルーンに偶然会って、カフェ・アトモスフェアでコーヒーをおごってもらいました。 風は肌寒いけど、上天気。午前中…

マイケル・クライトン

今日から冬時間。 1時間よけいに眠れる週末だけど、早起きの習慣をつけるために、日曜日でも早めにおきる。と言っても特別生産的なことをしたわけではなく、夕べ5ページ読んだだけで寝てしまった推理小説の続きを読む。 夕方、映画でも見に行こうと思ったけ…

ルバーブ&バナナ

朝ごはんをコーヒーとシリアルから、紅茶とパンに変えて、小一年たちます。 マルシェでは1年を通じて果物が安いので、パン食を始めるにあたり、ジャムも自分で作ることにしました。 春からは、苺。初夏にチェリーのジャムを作ったときは種取りが結構大変で…

具合の悪いときに読む本

眼病で、目がしょぼしょぼしています。 ソフトコンタクトしようなので、時々サンリュウシュなどの目の感染病にかかるのは致し方ないのですが、今回はすぐに治療せずに自然治癒をまっていたら、どんどん耐えられない状態になってきたので、薬箱に入っていた間…

劇場シーズンが始まりました。 今年もパリ市立劇場の年間会員券を買ったのですが、今年のスタートは演劇です。 プログラムは、三島由紀夫の名作『サド公爵夫人』。ル・モンドでもほめていましたが、新演出は素晴らしかったです。 これまでは、6人の女性登場…

ART KANAL 10

先週末はNuit Blancheというパリ市のアート・フェスティバルでしたが、今週末はこのご近所のアトリエ・オープンです。 最近10区に引越してきたエスパル・ジャポンも会場になっていますが、10区のあちこちで、展覧会やアート・イベントが催されています。 今…

地方アイデンティティがテーマのお芝居を見ました。

[http://www.magflip.com/lola/:title=]お友達に誘われて、フランシュ・コンテ県の県民性から、広くフランスの今を批評するお芝居を見ました。といっても、ぜんぜん堅苦しいものではなく、要するにこの地方の田舎に住むおばあさんマドレーヌ・プルーストが、…

友達自慢、曽根麻矢子

バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻アーティスト: 曽根麻矢子出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント発売日: 2007/09/26メディア: CD クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見るパリでお友達になった中で日本でも有名で、特に男性クラシ…

日仏修好150周年とか、無形の世界遺産指定とか、ありがたそうなイベントとして、ユネスコで人間国宝川村氏によるお能を見てきました。さすが人間国宝、その表現力たるや...!たとえば重心の移動がどんな力を見せるのか、あまりにさらりと見せられてしまいま…

パリから書く東京と東京から書くパリ

こんな本を見つけて読みました。東京カオス作者: アンヌ・ランバック,平岡敦出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ発売日: 2007/08/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (3件) を見る1970年生まれの著者が、パリに住みながら東京を書いた本。…

秋のイベント

「お菓子ボックス」というイベントを知っていますか?と言われて聞いたこと無いなあ、とサイト検索をしてみました。フランス政府観光局のサイトによると、《お菓子ボックスが開く日、お菓子の秘密が明らかになる?!》と言うなんともそそるタイトルのイベント…

抱っこするパパ達の肖像

パリのボザールを優等で卒業したイギリス人の友人レベッカRebecca Youngが、素敵な展覧会をします。 « Papas porteurs, Bébés portés » Du 20 septembre au 8 octobre 2008 エコロジストで自然派ママのレベッカ自身もこの抱っこひもの大ファンで、これまでに…

絵画は語る

モナリザの秘密―絵画をめぐる25章作者: ダニエルアラス,Daniel Arasse,吉田典子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2007/03/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (10件) を見るダニエル・アラスという絵画史研究家で、特にイタリア…