マイケル・クライトン

今日から冬時間。
1時間よけいに眠れる週末だけど、早起きの習慣をつけるために、日曜日でも早めにおきる。と言っても特別生産的なことをしたわけではなく、夕べ5ページ読んだだけで寝てしまった推理小説の続きを読む。
夕方、映画でも見に行こうと思ったけれど、まだコンタクトが入れられないので、めがねでは字幕をしっかり見られる気がしないし、よく見えないといらいらするだろうから、と躊躇してしまい、結局運河沿いを散歩しがてらいつものビデオ屋さんで、封切りを見落としていたものをチェック、きょうは、この映画を見ました。(あれ、日本ではまだDVDが出ていないのでしょうか、はまぞうで出てきません。)はじめ、ものすごくわかりにくい話で、30分見ていても話がわからなくて、どうして、どうして、と思っているうちに、いきなりラストの急展開。DVD付属のドービル・アメリカ映画フェスティバルでの監督・俳優達へのインタビューで解ったのですが、脚本も映像もわざと「語らない」手法をとっている、それがNYで仕事をするプロ達の日常をよりリアルに表わす、と言うことだったそうです。
しかし、これは私の好きな「俳優の映画」で、いやあ、堪能いたしました。特にバストアップの近さでのダイアローグシーン、俳優達の表情の素晴らしいこと。主要な役はオジサン・オバサンばかりなのですが、この年じゃないとこういうカオは出来ないよなあ、という感じ。
借りたビデオを見ておしまい、なんてつまらない日曜日、と思っていましたが、なかなか実は良い選択でした。