ノエルのおよばれ

フランスではクリスマスから元旦までをSaison des fêtesお祝いの季節、と呼び習わします。皆がみんなキリスト教徒ではないし、ヨーロッパでもっともユダヤ人もイスラム教徒も多い国ですから、「メリークリスマス」とは言い合わず、Bonnes fêtes!良いお祝いを、良いパーティーを!と挨拶します。しかもお祝いは複数形で。どんな宗教的な理由であれ、冬至後の新たに日が伸び始めるのでもいいし、新年でもいいし、それぞれ違う理由でもみんなでお祝いしようよね、という感じでしょうか。
今年はノエルの翌日に、夫の弟の奥さんの妹さん宅におよばれしました。
パリ郊外というにはちょっと遠い、パリから電車で賞味一時間、あと一駅でイル・ド・フランスからブルゴーニュに地方も変わるというところの元農場のお宅。
ご主人のパスカルさんが彫刻の型取りをするアトリエを作るのに、広い場所が要るから引っ越してきたとのこと。
これは大きなレリーフ作品。アメリカの美術館にもうすぐ発つのだそうです。これなんか木に見えますが、型をとって樹脂で再現したもの。ルーブル美術館も修復や複製の顧客なのだそうです。
こんな現代的な作品も。横にいるのがパスカルさんです。
庭にもこんなお茶目なカタツムリ。

きれいな空気で、とても気持ちの良いところでした。暗くなってからの星のきれいだったこと!また夏になったら今度はプールを作る計画もある、ということなので、遊びに行かせてもらえるよう、楽しみにしているところです。