フィリップ・サルーンPhilippe SALAUN

フィリップとピエール

サン・マルタン運河界隈は、写真家の街でもあります。運河沿いの倉庫や工場を、70年代の終わりごろから写真家たちがロフト・スタジオとして使いかつ住まうようになってきたからです。最近では小さな写真ギャラリーもいくつもでき、秋のパリ写真週間には共同イヴェントもあってにぎわっています。
中でもドワノーやウィリスのプリンターとして名高いフィリップは、この地に住み、アトリエを構えて40年ほど。プリントの傍ら、この町で、また世界各地で写真を撮り続けてきました。http://www.ississ.jp/history_2003.html#Philippe%20SALAUN
今、タパス・バーのLesVoisinレ・ヴォワザンで、フィリップが撮ったサン・マルタン運河の写真展をしています。70年代から90年代の、オシャレなカルティエになる前のサン・マルタン運河の白黒写真集。
今日はそのカタログができたので、そのお祝い飲み会。
そこに現れたのが、フランス版『地球の歩き方』とも言うべきGuide du routardの編集長ピエール。来週いよいよ発行となる日本編を持ってきて、日本ともつながりの深いフィリップにプレゼント。数年前から日本編を出したいとは聞いていたのですが、最近のユーロ高でフランス人旅行客も一気に増え、ここに発行の運びとなったそうです。この夏、この表紙を持って東京や京都をぶらつくフランス人が急増することでしょう。

http://www.baratapaslesvoisins.com/