My Bleuberry Nights

マイ・ブルーベリー・ナイツ

ウォン・カーウァイマイ・ブルーベリー・ナイツを、劇場で見逃しちゃったのが、最近DVDになったので見ました。日本とは半年くらいの差があるようですね。
かわいい映画でした。最初、『恋する惑星アメリカ版なのかな、と思ったのですがストーリーはそうでもない。ネオンを多用した照明や、ごちゃごちゃした下町の小さなカフェ、切ないシーンの音楽が『花様年華』(In the Mood for Loveって言わないとピンとこない)のテーマだったり、ウォン・カーウァイらしさが散りばめられた映画でした。
見逃したから言うわけじゃありませんが、この映画、パリではあんまりヒットしなかったんじゃないかなあ。ウォン・カーウァイは中国人としてはじめてカンヌ映画祭の審査員長になるほど、フランスからは好かれている監督で、In the Mood for Loveの大ヒットから、新作が出れば、カルティエラタンの名画座では全作回顧上映のかかるようなイベントになるのですが、これはそんなに注目されてなかった気がします。ウォン・カーウァイの世界を解りやすくアメリカ人に見せる映画、だったからしら。

次作はLa Ballade de l'impossible (Norwegian Wood)2009年公開予定、これって、村上春樹の『ノルウェイの森』!!!!!ちょっと心配...