ジム・キャリーの新作

《Yes Man》を見てきました。
どんな質問にもYes!と答えると人生はどうなるか。。。
これを6年間実行したドキュメンタリー本をベースにしたお話。

Yes Man

Yes Man

何を隠そう、ジム・キャリーってわが理想の男なので、ポスターを見るなりチェック、封切2日後にちゃんと映画館で見てきました。

この何にでもYesと答える、というメソッド(運動なのかな?)って、カウンセリングなどでは前から有名なのではないでしょうか。もう10年以上前に、精神分析やカウンセリングに造詣の深い年長の友人宅に招かれたとき、出会ったカウンセラーのお姉さま方が、このやり方をしている時期だったようで、その成果を報告しあうのを聞いたことがあります。道で声をかけてきた男性の誘いに乗っておいしいコーヒーを飲み、通りがかりのロト売り場でその男がロトを買うというので、自分でも自動シャッフルで偶然の番号を買ったら、その晩300ユーロほどあたった!、というような話でした。その頃職場の問題で悩んでいたのを私が話すと、「あなたはなんにでも《ウィ、メ(ええ、ですが...)》と答えているでしょう?ダメ、それじゃ!」と口々に言われ、あわや泣かされそうになった...映画で主人公がYesセミナーで吊るし上げを食うシーンで、ちょっと情けない出来事を思い出しました。私はその後すぐに実践しなかったので、映画の主人公のようないいことは無かったのですが。
それにしても、発信者不明の携帯コールに出るか出ないか、街で配られているビラをもらいライブに行くかどうか、NoとYesの行動の小さな違いとそこからおきる反応や展開の違いを一瞬でビジュアル化するのに、ジム・キャリー以上の適役があるでしょうか?フランス・ワーナーの紹介を読むと、ジム・キャリー自身も撮影で要求されるすべてにYesと言うというルールを自分に課しての上だったそう。おかげでいつも以上に芸達者で面白い彼が見れて、ファンとしては大満足でした。