ナント市のラ・フォル・ジョルネに行ってきました

麻矢子さんが弾いたハープシコード

お友達の曽根麻矢子さんが招待されたのを機に、パリからTGVで2時間、ナント市のクラシック音楽フェスティバル、ラ・フォル・ジョルネに行ってきました。

いやいや、すごいフェスティバルでした。
5日間の会期が終わった今、まとめの数字が上記サイトに出ています。
237の有料コンサート、25の無料コンサート、19の別会場でのコンサート、それに42の講演会。
これに参加したアーティストが1700人。
12万3740枚(うち学校から引率生徒分が6700)のチケットが売られ、稼働率は97%、つまり、ほぼすべてのコンサートが満席だった、というわけです。

曽根さんは、ナント市の周辺でのコンサートも含めて、8日間で9プログラム演奏というハードなスケジュール。私達はその内ナントでの6公演を聴きましたが、素晴らしかったです。
1/28 Bach : Variations Goldberg en sol majeur BWV 988
1/29 Bach : Partita pour clavier n°5 en sol majeur BWV 829
   Bach : Partita pour clavier n°6 en mi mineur BWV 830
1/30  Bach : Partita pour clavier n°3 en la mineur BWV 827
    Bach : Partita pour clavier n°4 en ré majeur BWV 828
1/31  Bach : Partita pour clavier n°1 en si bémol majeur BWV 825
    Bach : Partita pour clavier n°2 en ut mineur BWV 826
2/1  Bach : Préludes et Fugues n°11 à 20 BWV 856 à BWV 865 (1er Livre)
2/1 ヴィオラ今井信子さんとアンサンブル
 Bach : Deux Sonates pour viole de gambe et clavier
  Bach : Suite pour violoncelle seul n°2 en ré mineur BWV 1008
難曲ゴールドベルグに始まって、堂々と5日間を弾ききった麻矢子さんは、押しも押されぬ、という感じです。クラシック中のクラシック、バッハの演奏会なのに、連日の演奏のたびに観客の拍手も熱く、何曲も繰り出されるアンコールにみんなわくわくしながら聴き入っていました。
春からは、上野学園大学の教授就任だそうです。

こちらが、会場となった国際会議場。チケットを持っているとここへ入れて、1日中無料コンサートが聴けるようになっています。

このフェスティバルは、東京・金沢をはじめ、世界各地にも輸出されているのですね。
スペインのビルバオが3月、東京と金沢が5月、リオが6月だそうです。