Disparition

ピナ・バウシュの訃報に続き、パリ市立劇場から追悼文がメールニュースで送られてきました。
C’est avec une immense tristesse que le Théâtre de la Ville a appris la disparition de Pina Bausch. Nous avons vécu avec elle et sa compagnie 30 ans d’amour depuis sa première pièce programmée en 1979.

Nous tenions à vous en informer : vous trouverez sur notre site Internet le communiqué retraçant ce parcours exceptionnel et le lien fort qui nous unissait.
http://www.theatredelaville-paris.com/telecharger/cadre_pina_bausch.htm

Disparitionという語に、初めてぐっときました。これから私たちは、どんな喪失感を味わってゆくのだろう。

これまでの、30年にわたる公演の記録も載っています。
ホームベースのヴッパタールに次ぐ公演数だったと思います。まだ世界中で「あれはダンスじゃない」と言われていた頃から、装置も大きくカンパニーも大きい、つまりとてもお金のかかる作品を毎年プログラムしていたのは、大変な先見の明と、持続力だったと思います。日本のピナ・バウシュ評も、ヴッパタールでよりパリで見て書かれたほうが多かったのじゃないでしょうか。
近年まで、毎年6月ごろが約一月のタンツテアター・ヴッパタールの公演月で、とうにソールドアウトになった席の、当日キャンセルを求めて、プラカードを持ってシャトレ広場に多くの人が集まるのも、ほとんど初夏の風物詩のようになっていました。

これを機に、クリエーションについて考えていることを書こうと思います。
とりあえず、こういうリンクがありますと言う覚えだけ。