ツール・ド・フランス パリでの最終戦 

長い長いツール・ド・フランスの、昨日の日曜日が最終戦
バカンスでパリジャンがだいぶ減った週末でしたが、日曜の朝の静けさがひときわ際立つなあ、と思うと、それはツール・ド・フランスの最終戦がパリで行われるからなのでした。
街の中心は、がっちり交通制限されるので、普段なら郊外からクルマでやってくるファミリーたちもやってこず、もしかしたら1年で一番静かな日曜の朝かもしれません。
きれいに晴れて、でも気温はそう高くなく、絶好の決勝戦日和。昼過ぎからまだパリに入るだいぶ手前のきれいな田舎殻の中継をテレビで見始めました。途中のお城がヘリコプターで映されて、ちょっとした近郊旅行ガイド状態。アームストロング選手の感動的なカムバック話などでのどかに過ぎてゆきました。
そして!シャンゼリゼ
皆さんもうご存知でしょうが、日本人の別府史之選手がトップ集団に!
ここまでフランスのコメンテーターは、日本人の話なんてぜんぜんしていなかったのですが、《ベップ》という名前を連呼し始めてから、「いやあ、実は日本ではツール・ド・フランスは有名なんですよ」「去年の暮れのプロモーション・イベントもすごかったね」なんてコメントが急に...!
ここまで、おっとり編み物なんかしながらテレビを見ていたのですが、もうシャンゼリゼの8周から目が離せなくなってしまいました。最終周で抜かれてしまいましたが、(そして自転車競技というのはそういうものらしいのですが)、ツール・ド・フランス初完走にして、一時にしてもこのシャンゼリゼでトップを走るとは、何とも天晴れ。期せずして大変感動的なテレビ観戦になってしまいました。
来年は、人が多いから、なんていってないで、垂れ幕作ってシャンゼリゼに見に行くべき?!と思ってしまいました。
フランスの自転車競技愛好者のサイトでも、「別府、シャンゼリゼでの栄光」とニュースになっていました。敢闘賞おめでとう!本当に素晴らしかったです。