オリンピック フィギュアスケート

ずっとブログをサボっていて、久しぶりがこんな記事でなんですが。
フィギュアの生中継は、中継は国営放送のフランス・テレビジョンでやっていますが、時差のせいで放送はこちらの朝2時頃から6時頃まで、と付いてゆくのは不可能な時間帯になります。フランス・テレビジョンのサイトで再生可能なビデオは本当に限られているので、このオリンピックのために、1ヶ月だけ有料デジタルチャンネル・ユーロスポーツの会員になって、再放送で見ています。
さて、こうまでして普段見ないテレビを見ているお目当ては、真央ちゃんだったのですが、3回転半が飛べてよかった良かった、なのにキム・ヨナにこんなに点差がつくのかナー、とユーロスポーツを見ながら思い、フランス・テレヴィジョンの放映ビデオhttp://jo-vancouver-2010.francetv.fr/?page=videos&video=000099328_CAPP_KimYuNabrlelaglace_240220100910_Au&sms_ss=hatenaの方も見てみたら、解説者たちの点数予測がユーロスポーツとぜんぜん違っていました。解説は長野オリンピックのメダリスト、フィリップ・キャンデロロと、いつものフィギュアの専門家Annick Dumont。彼らのキム・ヨナの演技中継でのコメントは、「Maoに技術では劣る、1,2点下か」「いや、演技点で0,1くらい上回るのでは」というもの。大差の結果に驚いていました。

日本語のサイトでは、八百長がかしましく取りざたされていますが、男子もそうだけど、3.5を飛んでいる方が、3しか飛んでいないより技術点が低いなんて、競技自体の価値が下がる結果になりそうで、心配です。

数値だけでなく、審査員の点数のつく競技ですから、好き・嫌いも入ってくるのは致し方ないでしょうが、チャンピオンになっても、のちのち「あれはね..」と言われるようになってしまうのは、選手も可哀想。もうこのレベルで滑っていること自体が奇跡のようなものなので、金とか銀とか言わずに、素晴らしい演技を見せてもらうことだけで、もう十分、と思えます。フィギュア・スケートといえば、ジャネット・リンっていまだに思う人って多いと思うのですが(年代によりますけどね、もちろん)札幌での金メダルが誰だったか覚えている人はほとんどいないのでは?記憶に残るスケーターって、メダルの色でははかれないですよね。